アジア・中東出張2日目。
インド・ニューデリーにて、在印のJICA職員の案内で、日本の政府開発援助 "ODA"によって建設されたデリー・メトロの試乗及びメトロミュージアムの視察を行いました。
車輌は日本の地下鉄よりも横幅が広く、開放感があります。ホームドアの設置や女性専用車両など、日本との類似点も。
我が国は、インドにとって最大のODAドナー国であり、視察を通じて両国間の友好的繋がりの強さを実感するものです。
その後、日印フィンテック協力円卓会議に先立ち、同会議の主催者である印商工会議所連合会のソマニ会長及びチェノイ事務総長と会談です。
日印におけるデジタル化やフィンテックの革新への対応、今後の日印の民間・当局レベルでの連携のあり方について、意見交換を行いました。
今回の会談における議論も踏まえ、日印間のフィンテック分野をはじめ金融面での更なる関係強化を図ってまいります。
ソマニFICCI会長及びチェノイ事務総長との会談後、日印フィンテック協力円卓会議に出席し、日印フィンテック関係協会間の協力覚書の締結式に立ち会うと共に、金融担当副大臣としてスピーチしました。
この覚書の締結が、日印間のフィンテック分野における協働の第一歩となり、日印の政府・企業・人材との間で知見の共有や連携が進み、デジタル化のチャンスが拡がることを期待します。
より良い社会の構築に向け、両国間の叡智を結集していきましょう!
日印フィンテック協力円卓会議の後、インド最大のモバイル決済企業として成功を収めている"Paytm・ペイティーエム"のシャルマCEO及びデオラCFOと面会です。
同社は、2017年にソフトバンクの資本参加を受け、2018年秋から日本でサービス提供が開始された"PayPay"に基盤技術を提供しています。
面会では、新しい金融サービス分野であるフィンテックの推進に伴う課題、日本でモバイル決済サービス事業を展開していく上での規制・制度上の論点等について、率直な意見交換を行いました。
そして、夜は大使公邸において、在印・日系企業の皆さんと夕食をかねて意見交換に。
PS.在印・安藤俊英次席公使、お世話になり、ありがとうございました。