本日、内閣府講堂で開催された「プロフェッショナル人材戦略全国協議会」に出席しました。
地方の中小企業では“経営のプロ”や“品質管理のプロ”といったプロ人材が不足しており、“守りの経営”になりがちです。
そこで内閣府では、都市のプロ人材と、地方企業とのマッチングを推進しています。
本日は各県の拠点でマッチングに取り組んだ成果や課題についてご報告頂きました。
今後の施策の検討に活かして参ります。
夕刻からは、国家戦略特別区域会議が開催され、梶山大臣に代わり、ご挨拶しました。
先端分野で日本が世界をリードするには、実証実験を迅速に実施できる環境の整備が必要であり、現在、国家戦略特区法改正案を国会に提出する準備を進めています。
特区制度を活用した好事例が次々と生まれるよう、特区の規制改革メニューを更に追加し、スピーディーな事業の実現を図っていきます。
本日の会議においては、全国初となる6つの事業が決定されました。
京都府、新潟市、愛知県は、経営規模の拡大等による「強い農業」を実現するため、外国人の農業支援人材を受け入れる事業を実施します。
また、千葉市においては、ドローン実証ワンストップセンターを設置し、有人地帯での目視外飛行によるドローン利活用の早期実現を強力に推進します。
新たな規制・制度改革についても、積極的な提案がありました。
千葉市からは保育所における保育士配置基準の緩和、新潟市からは理美容等クールジャパンインバウンド人材活用に係る提案です。
「特区による改革が遅れている」との報道もありましたが、会議の最後には私から、本日決定した区域計画を速やかに総理認定へと進めると共に、更に規制改革による地方創生を加速していく旨、申し上げました。