2017年03月05日

17.03.05 東北出張2日目・“高田松原津波復興祈念公園・起工式”

東北出張2日目、陸前高田市内の視察です。

戸羽・陸前高田市長にご案内頂き、まずは、津波復興拠点事業を視察。

津波の被害を受けた中心市街地を山側へシフトし、新しいコンパクトな市街地を整備するものです。

商業・図書館複合施設の開業が4月に予定されており、賑わい再生が期待されます。

復興まちづくりの現場を確認し、復興の歩みが着実に進んでいることを実感しました。

続いて、7万本の中から唯一残り、今はモニュメントとして保存されている“奇跡の一本松”や津波により被災した旧“道の駅タピック45”、そして、新たに整備された防潮堤を視察しました。

あらためて、津波の威力や被害の甚大さを再認識しました。

そして、追悼施設にて献花を行い、震災により亡くなられた方に哀悼の誠を捧げました。

PS.ボランティア活動に来ている聖心女子大学の皆さんとの懇談も。
3月5日陸前高田市内の視察33月5日陸前高田市内の視察5






3月5日陸前高田市内の視察73月5日陸前高田市内の視察4





3月5日陸前高田市内の視察3月5日陸前高田市内の視察9










3月5日陸前高田市内の視察83月5日陸前高田市内の視察2






陸前高田市内の視察後、“手づくり郷土賞”の受賞式に出席しました。

この賞は、地域の個性・魅力を創出する良質な社会資本と地域活動を表彰し、全国に広く紹介するものです。

本年度は、“認定特定非営利活動法人・桜ライン311”と“陸前高田市”の皆様が共同でグランプリを受賞しました。おめでとうございます。

この度受賞された“桜ライン311~未来へのまちづくり”では、約170キロに渡る津波到達ラインに、桜を植樹する活動を行っています。

日本を代表する“桜”の植樹が、津波から逃れ、大切な“命”を守るための新たなハザードマップとなり、後世の人々に受け継がれていく"象徴"となることでしょう。

岡本代表理事はじめ皆様が取り組む“未来へのまちづくり”が“桜”とともに満開の花を咲かせることを切に願います。

終了後は、達増・岩手県知事、戸羽・陸前高田市長と意見交換会です。
3月5日“手づくり郷土賞”の受賞式43月5日“手づくり郷土賞”の受賞式2





3月5日“手づくり郷土賞”の受賞式3






午後からは、達増・岩手県知事、戸羽・陸前高田市長、務台・復興大臣政務官と共に“高田松原津波復興祈念公園・起工式”に出席しました。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災から、まもなく6年が経過しようとしています。

改めて、震災により亡なられた方々に心より哀悼の意を表します。

この公園は、犠牲者の追悼と鎮魂、震災の記憶と教訓の後世への伝承、国内外に向けた復興に対する強い意志の発信を目的に、"奇跡の一本松"を復興シンボルとして整備するものです。

国交省としては、地元の県・市や復興庁と連携し、平成32年度を目途に、中核的施設となる“国営追悼・祈念施設”の整備を進めて参ります。

また、“道の駅・高田松原”については、被災した“タピック45”の遺構を保存しつつ、震災伝承と地域復興の核として発展的に再生していきます。

そして、三陸沿岸地域のゲートウェイとして、津波防災文化を国内外に発信し、この地域の周遊を促進する、新たな拠点を整備します。

国交副大臣として、地域の声を伺いながら、被災地が地方創生のモデルとなるような復興の実現に向けて、総力を挙げて取り組み、被災地の一日も早い復興に向けて全力で取り組む所存です。

PS.式典終了後、多くのマスコミのぶらさがり取材に。夕刻には仙台入りです。
3月5日高田松原津波復興祈念公園・起工式3月5日高田松原津波復興祈念公園・起工式5






3月5日高田松原津波復興祈念公園・起工式73月5日高田松原津波復興祈念公園・起工式3






3/5(日)の高田松原津波祈念公園・起工式の様子が報道されました。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044176761.html
 
http://news.ibc.co.jp/item_29507.html

また、今日3/6(月)読売新聞の社会面にも掲載。
3月6日(月)高田松原津波祈念公園・起工式の読売新聞



Posted by ryosei_blog2 at 23:30